前回紹介した2人対戦用カードゲームブレイドロンド。今回はそのソロゲームの遊び方について紹介します。
プレイ時間目安:30分~1時間程度/プレイ人数:1人(ソロプレイなので)
今回はブレイドロンドの第1弾のこちらを使用して紹介していきます。
■これはイデアへの挑戦!!
今回ご紹介するソロゲームは、本来ならプレイヤーの味方であるイデアと戦うゲームです。言わばイデアたちへの挑戦なのです。プレイヤーの目的はこのイデアたちに1度も敗北することなく5連勝する事です。
■ソロゲームの準備と遊び方

プレイヤー側(自分)のパラメーターボードの準備はいつも通りですが、イデア側のパラメーターボードには『ボルテージ』は必要ないので、『アタック』と『ディフェンス』にのみサイコロを置きます。
上の画像で、左上の白い山札が『イデアの山札』、右側の黒い山札が『剣の山札』となります。
手順1:『剣の山札』から15枚引く

これは2人対戦の時と同じですね。プレイヤーはこの15枚から7枚を自分の手札として選びます。

今回はこの7枚を選びました。選ばなかった残りの8枚は『剣の山札』に戻してもう一度シャッフルします。
注意:効果が変わるカード達
ソロプレイの時は以下の3枚のカードの効果が変わります。


イデアとの対戦に合わせてそれぞれ調整されています。
手順2:残り33枚の『剣の山札』から裏向きで15枚引く

裏向きのまま15枚引いたこのカードを以後『アウターパイル』と呼びます。残った18枚は使わないのでゲームから取り除いておきます。
手順3:『イデアの山札』から1枚引きます

『イデアの山札』から引いたカードに合わせて、イデア側のパラメーターボードのアタックとディフェンスを設定します。

今回の相手のユミーリアならアタック2でディフェンス1からのスタートです。
イデアカードの見方

説明書そのままですが、イデアのカードにはこのように初期パラメーターや起動ターンが書かれています。今回の相手ユミーリアや、説明書に書いてあるドドーナは起動ターンが1なので普通に1ターン目から動きます。起動ターンが3なら、自分のターンが3回終わったらイデアが行動を始めます。
手順4:プレイヤーの先攻でゲームを始めます
ソロプレイの場合はイデアの開始効果でイデアが先攻にならない限り、プレイヤー側の先攻でゲームが始まります。2人対戦と違って後攻でも『鼓動法』を使用しません。

プレイヤーは通常通りボルテージを1上げるところからゲームスタートです。
●イデアのターンでの行動

- イデアは毎ターン銀枠に囲まれた行動を左上から順番に行う。
- 全ての行動を行うとイデアのターンが終了してプレイヤーのターンになる。
- イデアの行動にコストはありませんが、『代償』があればその効果はうける。
- イデアの行動にリミテッドアイコン(Lのマーク)があるものは1度その行動を行ったら以後その行動は行いません。
- 同名の行動が連続する時は、テキストが省略されてますが、書かれてる行動名の回数分だけその行動を行います。
- イデアが『レスポンス(Z)』を持つ場合、可能であれば条件に当てはまるたび1回ずつ効果が発揮されます。
今回の相手のユミーリアなら、毎ターンアタックが1上がって、レスポンスできない物理攻撃をしてくる。そして、こちらのターンでも攻撃した時に1コスト払わないと攻撃を無効化してきます。(つまりコスト2の攻撃したいならコストが合計3必要になる)
手順5:イデアのライフが0になったら次のイデアを引く

↑これは記事用の撮影しながら実際に私がプレイしていた盤面ですが、9ターンかかってギリギリ勝ってます。1戦目から大苦戦です。

そして、次のイデアを引いたらイデア側のパラメーターボードのアタックとディフェンスを設定します。プレイヤー側も全て0にしてライフを15にして手札を最初の7枚に戻します。そうです…プレイヤー側も完全リセットです。
手順6:手順4~5を繰り返し、5連勝したら勝利
1回も負けずに5連勝が勝利条件なので結構難しいです。この記事用の撮影でやっていた時も3人目のイデアで負けました。(私が弱いだけかもですが…)個人的には結構難易度は高めかな?と感じました。
■1発逆転の可能性!!『アウタードロー』
さぁ、鋭いプレイヤーの方ならお気づきでしょう…最初の準備の段階で15枚引いた『アウターパイル』!!これには1発逆転の可能性が秘められているのです!!
●アウタードローの手順
- コストを2払う。
- 『アウターパイル』から3枚公開する。
- そのうち1枚を呼吸法カードの横に置く。
- 残りの2枚は裏向きかつ横向きに置いて2コストの使用表示とする。

『アウターパイル』から3枚引いた中から…

1枚を呼吸法カードの横に置いて、2枚を2コストの使用表示として置く。
呼吸法カードの横に置いたこのカードには以下の性質があります。
- コストは0として扱う。(ただし、「舞踏剣」の再使用におけるコストは0にならない)
- 自分のボルテージが本来のコスト以上の時だけ使用できる。(画像の場合、プレイヤーのボルテージは5あるので使用できる。仮に3だった場合は4になるまで使用できない事になる。)
- アウタードローを行ったイデアとの戦闘中でのみ使用できて、そのイデアとの戦闘が終了したら、ゲームから取り除かれる。(『アウターパイル』には戻らない。)
- リミテッドアイコン(Lのマーク)を持つカードの場合、使用したターンの終了時にゲームから取り除かれる。リミテッドアイコンを持たないカードは、使用したターンの終了時に呼吸法カードの横に戻して、次のターンも使用できる。
- コストの使用表示として置かれていた2枚のカードは、アウタードローを行ったターンの終了時にゲームから取り除かれる。(『アウターパイル』には戻らない。)
画像は私の3戦目の最後の悪あがきの瞬間です。残りライフ1でアウタードローしてみましたが、逆転出来ずに敗北となりました。
■プレイ後の感想
ハコテンゲーマーな私には難易度少し高めで、頭で必死に考えて勝利を目指すので、とっても楽しいです。ブレイドロンド自体が持ち運び易いサイズなので、ちょっとした待ち時間や暇つぶしにもオススメのソロゲームです。