以前紹介した私のお気に入りのカードゲーム『街コロ』について、少し前にツイッターで『初心者向きじゃない』との意見を多数みかけたので、それについて書いてみようと思います。

■選択式のルール
街コロには2種類の選択式ルールがあります。(今回は拡張無しでのご案内です。)
●通常ルール

15種類のサプライ施設が全て自由に建設出来る状態のルールです。こちらのルールで遊ぶのに適していると私が思うのは…
- 参加者全員がある程度【街コロ】で遊んで仕組みを理解している。
- 参加者全員が【街コロ】を初めて遊ぶ。
このどちらかです。プレイヤーの経験に偏りがあると、ツイッターでも度々問題にあがる『初心者がわからないまま負けてしまうゲーム』になってしまいやすいと思います。
●拡張ルール

こちらのルールではサプライ施設を全て裏向きの山にして混ぜてから、上から順番に10種類出るまでめくっていきます。10種類出る前に同じ施設が出た時は、画像のように上に重ねていきます。誰かが施設を建設して9種類になったら山札の上から10種類になるまでめくっていきます。プレイ経験に差がある時にはこちらのルールの方がオススメです。理由としては…
- 特定の組み合わせが必ず揃って経験者絶対有利の状況になりにくい。(安定したコンボの排除)
- 場に出ているサプライ施設が同じものが1~2枚の場合が多く、1種類の施設だけを集めにくい。
- 出ているサプライ施設にあわせて毎回違った戦略が必要になる。
この3つが大きいです。
■初心者に最初に教えておくと良い事
私が初心者の方と遊ぶ時にはいくつか伝えるようにしている事があります。もしあなたが街コロを広めるなら参考になるかもしれません。
●建てるなら青い色の施設の方がオススメだよ
これは大体いつも伝えてます。以下の理由も併せて伝えると大体納得してくれます。
- このゲームは支払いの時にお金がないと支払ってもらえない。つまり、赤い施設持っていても相手がその目を出した時にお金持ってないと支払ってもらえない。
- 緑と紫の施設は強力だけど自分の番にその目を出さなきゃいけない。
- 青の施設は相手がその目を出してもお金が貰える。
こんな感じで説明をして私が青い色の施設をオススメした理由を伝える事でお金全然もらえないし、建設出来ないという事を少なくしています。
●特定のコンボを1つ教える
これもゲームの前に知っていると初心者と経験者の差を埋めれるので大体伝えています。基本の『街コロ』だけで遊ぶ時にはこのコンボを教えてます。

『森林や鉱山をいっぱい取って家具工場を取れば凄いコイン貰えるし、家具工場が2枚あれば森林や鉱山1つにつき6コインも貰えるよ』って事と、他のマークについても同じようなカードがあるよって事を伝えて、その施設も見せてます。
多分街コロをやっていて一番初心者が負ける原因ってこのコンボだと思います。
■結局最後は卓を囲む人次第
簡単な事だけですけど、最低限初心者と遊ぶ時に気を付けている事を書いてみました。しかし、最終的には卓を囲む人が一緒に楽しみたいと思って工夫していれば、その思いは伝わって楽しいゲームになると思います。
少しでも街コロに触れて楽しんでくれるプレイヤーが増えますように…